慶応大32年ぶりの天覧試合で優勝を決めるか渡辺和大投手がまず1勝

東京六大学野球リーグは30日、神宮球場で最終週の早慶1回戦が行われ、これまで勝ち点4の首位慶大が8-1で早大に先勝し、2023年秋以来5季ぶりの優勝にあと1勝とした。立役者は先発渡辺和大投手(4年・高松商高出身)で、初回先頭打者にホームランを打たれながら7回2安打1失点で、今季六勝目を手にした。圧巻だったのは早大の橫井亮太選手との高商対決。フルカウントから空振りの三振を奪い、橫井選手を悔しがらせた。

渡辺和大投手は勿論高松商出身で、甲子園大会でも浅野翔吾選手らと活躍してくれた将来の有望株だが、私には父親の渡辺正司さんが近くにいてやけどするくらい熱い。現在は東京で仕事をし、息子の活躍を速報してくれる。渡辺和大投手は、高松商で優秀学生の『英語実務科』に在籍し、文武両道を貫き、推薦枠で慶応へ進学した。

この推薦枠がプレッシャーで、これまで随分重くのしかかっていたと思います。明日31日の試合に勝てば勝ち点5で完全優勝します。ところが明日と翌月曜日、早大が奮起して何としても目の前で優勝は見たくないと頑張ると、現在勝ち点4で2位の明大が優勝となります。実際こうして早大が跳ね返したシーズンが過去にありました。花の早慶戦、まして今季は明日の31日に天皇陛下と愛子さんが神宮球場で試合をご覧になる『天覧試合』。おのずと力が入ります。

親父さんからは、LINEで近況が入ってきます。当然プロ志望を出していて、今年のドラフト1位は何チームが入れてくるかが話題で、『ドラ1』はもう間違いないでしょう。万一天皇陛下のご覧になる展開で投げるとなると、慶大でも例のないことになりそうだし、高松商では間違いなく初体験になります。これを書いている段階ではどうなるか分かりませんが、今日の試合中継を観ていたら、慶大有利のように映りました。有利な展開は、わが家のテレビだけと言うことは、ないでしょう。

私は高商同窓会紫雲会の代表として、高商卒業生が東京六大学リーグで活躍する姿を、非常に頼もしく思っています。七回2死一、二塁で戦った橫井亮太選手や井桜悠人選手が早稲田に、また坂中大貴(慶應義塾大学・投手)、大室亮満(明治大学)がいます。2016年センバツ準優勝メンバーの捕手・植田響介(慶応大)は卒業後はENEOSへ。植田理久都選手は、植田響介選手の弟で明治大。兄弟で東京六大学野球選手となった、高松商卒としては希有です。昨今、長尾健司監督のもとで育った選手が、東京六大学野球リーグで活躍しています。

さてさてこの夏の甲子園大会へ駒を進める香川県大会で、高松商は先輩の活躍に追いつけるのか。大学野球以上に面白い大会になりそうで、私は今からワクワクしています。


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