高松商卒3年目の、浅野翔吾選手がやりました。ドラフト1位で入団して、飛躍を期待されながら、今季は開幕1軍を逃がしただけではなく2軍でも低迷し、3軍に甘んじていました。主力の怪我や不調、はたまたオンラインカジノ問題で登録からはずれこともあり、7日に1軍登録された。今日10日のヤクルト戦に先発し、8番センターで3打数1安打打点1。その1安打が八回に出たソロホ-ムラン。
チ-ムは2位をキープしているが、盤石の状態からはほど遠い状況だ。投手陣、特にリリーフやセットアッパーが充実していることが2位にいる要因だと私は思う。チーム状況を考えれば、出番が増えていく可能性は十分にある。本人は絶好機で存在感を示しながら、「最近まで3軍でやっていたので、ここで野球が出来ていることがちょっと信じられない」と笑みをこぼしたという。浅野流の、ぼけトークが出ている。調子は良さそうだ、夜遊びするな早く寝ろ。
今季初安打がホームランという何とも不思議な選手だが、鋭く振り抜いた打球は、バックスクリーン左へ飛び込んだ。2-1の八回に、浅野翔吾選手が得た1点は大きい。その裏ヤクルトも1点の加点、結果は浅野翔吾選手のソロホームランで勝利した。守備が下手だと言われながら、今日はセンター守備。やっている内に、少しは上手くなるものだ。
今日は熊野神社の春まつりの宵宮、「浅野翔吾選手は・・」と何人にも声をかけられました。今の高商野球の話題は、やはり浅野翔吾選手だろう。昨秋から公式戦五連敗で、よく選抜高校野球大会まで行ったものだ。聞かれる夏の甲子園大会だが、行けそうな圏内までは来ているが、『安心』からはほど遠い。後輩達も紙一重、先輩の浅野翔吾選手も今日出るか、出たとしても安打が打てるか。出塁したら思い切って二塁盗塁を狙っても面白いのではないか。
大きいのは魅力だが、今の浅野翔吾選手に欲しいのは1試合複数安打。二本打って上位につなげて得点が、阿部慎之助監督が描く勝ちのシナリオではないだろうか。ここで定着してくれたら、後輩への一番のエールになるだろう。春の早稲田実業は、前日世界の王貞治先輩の激励を受けて、高松商に大勝した。現役選手には、応援が力になる。祈る気持ちで、明日の中継も見守ります。