何とも劇的な、幕切れだった。100分の死闘を繰り広げた後のPK戦、雰囲気は後半終了間際で追いついた寒川有利の流れ。この流れに棹さしたのが、高松商ゴールキーパー川西君。やっと自分の得意分野がやって来たと言わんばかり、表情は明るい。その川西君が、相手寒川のペナルティーキックを2本目から2本止めた。計算され尽くした川西キーパーの、ファインプレーだった。高松商は12月28日からの、全国大会への出場が決まった。
8日午後1時35分から、高松市生島町の県営球技場で、高松商―寒川の決勝が行われ、高松商が4年ぶり25回目の制覇を果たした。決勝での顔合わせは9年ぶり2度目。この時も高松商が、延長を終えて0-0からのPK戦ーを4-3(5本勝負)で制して優勝している。追い上げムードの寒川に、高松商川西キーパーがキャプテンマークを左腕に巻いて2本止めた。結果4-1で高松商が全国大会へ出場する。
前半40分高松商が押し気味にボールをまわしたが得点に至らず、後半23分、MF泉が同じMF櫨林のパスに抜け出し、先制ゴールを決めた。その3分後には、ショートコーナーキックからMF櫨林のクロスをDF金光が頭で合わせた。高松商が2点をリードし、これで勝ったと思った30分過ぎ、王者寒川のMF藤原、終了間際の39分にDF下川がゴールを奪い、同点になってしまった。勢いは俄然寒川有利。
延長戦でも決着せず、PK戦へ。先蹴りの高松商は5人の内4人全員が成功し、一方高松商GK川西が2と3本目のキックを止めた。5本目を蹴らずして4-1で高松商が勝った。歓喜に沸いた瞬間、寒川の連覇が潰えた。高松商応援団は、歓喜に包まれた。川西君は、良い顔していました。川原寅之亮監督も、子供の様に弾けていた。
恥ずかしながら今日初めて、高松商サッカー公式戦を見に行きました。同窓会紫雲会会長として、何とも申し訳ありませんが、初めてです。スタンド側は、『関係者以外禁止』と書かれていたモノで、反対の芝生席へ回りました。なるほどサッカーの応援は、こうしてやるのかと実感しました。芝生席は一人だと、折りたたみ椅子があれば快適です。
もっとも本当の応援団には、椅子など必要ありませんね。前後半の40分間と、延長10分×2の100分。応援団は、まさに飛び跳ねて応援しています。チィアーの20人弱も、休む間なし、これは野球の応援より疲れます。おめでとうございます。同日開催の全日本高校選手権(春高バレー)県代表決定戦は、フルセットの末逆転で負けました。春高バレー出場はなりませんでした。










































