2024秋の高校野球香川県大会の高松商初戦は大勝

来春の第97回選抜大会の重要な選考資料となる、秋季四国地区高校野球香川県大会が9月15日、37校35チーム(石田・善一・飯山は3校連合)が出場して開幕した。高松商は16日(敬老の日)13:25から、先の3校連合とレグザムスタジアム(高松市生島町)で対戦し、五回13-0コールド勝ちし、2回戦に進んだ。2ヶ月弱で新チームを編成し試合に臨む各校、慌ただしい日程だが、高校野球フアンにはたまらない。

プロ野球界が日米とも最終を迎え、ヒリヒリする日々を送っているが、高校生は新チームではつらつとしている。高松商に限り、今日の試合を振り返って見たい。14日の四国新聞に掲載されていた新チームのオーダーを見てみると、旧チームからのメンバーが多く残ると言うが、私には全く別のチームに見える。同じ名前は、三好明彦野球部長と長尾健司監督の二人というと少し言い過ぎだが、選手は大きく変わっている。

私はこれを良しとする。同時に守備も変わっている。勿論打順も変わっている。面白いではないですか。選手は2年半の期間で成長し、逞しくなっている。県外から長尾健司監督を慕ってきた子も、頭角を現してきた。新メンバー表に、広島・愛媛・京都などが連なる。今日の五回守備に登場した『ペリー丈勇』君は福岡とある。お父さんがどうしても高松商だと、連れてきたと聞いた。ありがたい話しだ。強豪がひしめき合う茨城からも、相内奏選手が来ている。

さて前置きが長くなったが、初回表3連合は簡単に3者凡退。その裏高松商は、1死から2番小原健跳右翼手が右安打、3番橘朋宏一塁手が一ゴロで走者を進め、4番唐渡大我三塁手の中安打で二塁から小原健跳右翼手が生還しまず1点。5番高藤快渡中堅手が死球出塁で盛り上がったが、6番高木速人左翼手が三塁ゴロで3アウト。ランナー二人を残したが、ここではもう1点は欲しかった。

二回裏高松商の攻撃は7番和泉翔太捕手から、1-1からの3球目を待ってましたと強振して三塁打。続く先発の末包旬希右腕投手が右安打、ランナーが返って1点。ここから勢いづいて、続く9番西村修五二塁手が実に上手い三塁線へのヒット。1番山田圭介遊撃手の打撃で捕手後逸進塁し、中犠飛で1点。死球・四球と続き相手エラーで1点。5番高藤快渡中堅手の中安打で2点。四球・中犠飛、相手宮田投手のボークもあり合計7点の大量点となった。

三回は9番西村修五二塁手(1年)が、バント安打で出塁し2盗を決めて続く1番山田圭介遊撃手の犠打で3進、2番小原健跳右翼手がまた死球(2個目)で走者を貯めて3番橘朋宏一塁手が右安打で1点。4番唐渡大我三塁手が二塁打で2点。5番高藤快渡中堅手、6番高木速人左翼手が安打で続き各1点。合計5点で、一回から13点。五回表3校連合の攻撃終了で、コールド宣告がなされ高松商が勝利した。次は28日(土)、場所がレグザムBP丸亀に変わる。

次は投手ですが、先発はエース末包旬希右腕で三回打者9人を無難に押さえた。2番手は筒井羽琉右腕、四回に1イニングだが4人に対して三振2四死球1。3番手が高橋友春右腕、五回を打者4人で三振2、139㎞を投げて豪腕だが1安打されている。打者17人で被安打はこの1本だけ。投手陣は昨年より一層充実している。

最後に3校連合に対して、私からも礼が言いたい。善通寺一8人、石田6人、飯山2人の編成ながら、ここに登場し勝つために懸命に努力する姿はけなげだ。観ているモノからは感謝、ただ感謝。ありがとうございます。