2024夏の香川県予選高松商の第二戦

第106回夏の甲子園大会の県予選高松商第二戦は20日、10時から生島町の県営野球場で高松南と対戦し、7回8-0でコールド勝ちした。緒戦より少しは余裕を感じたが、それでもバックネット裏では厳しい意見も、場面毎の展開で聞こえる。しかし、「年寄りの戯言」と受け流して、選手諸君は前へ頑張って貰いたい。今日の勝因は、投打のバランスが良かったことが上げられる。

高松南 000 000 0  0 5 2
高松商 130 130 X  8 6 0

今日は、投手編から振り返って見よう。先発の大森健太郎(3年=岡山)左腕は5回を投げて、被安打4、奪三振8、無四死球の失点0に押さえて先発の責任を果たした。右腕が多い高松商にあって、大森健太郎の左腕は貴重な存在だ。6回から筒井羽琉(2年=古高松)右腕が登板し、コールド7回の関係からだろう6回だけの1イニング、2番からの中心打者3人を被安打0で押さえた。7回からはこれも1イニングだけになったが、5番からの高松南打線を末包旬希(2年=白峰)右腕が4人で抑えた。

投手陣はここまで16イニングで失点2、私は順調とみている。長尾健司監督は先発5回を基本として、6回7回8回を中継ぎで、そして9回は押さえで締める勝ちパターンを描いているようだ。140㎞を投げる投手が4人いると豪語しているが、確かにこの暑い夏に投手は多く必要だ。特に次の試合が大事だ。昨年は、3回戦でまさかの敗退している。

行梅直哉(2年=さぬき南)右腕を温存した格好になっているが、第3戦で彼が先発し、零封したら、投手陣は安泰だ。長尾健司監督は、調子の良い選手から使っている。今日の試合では、6回に代打した小比賀一心選手は二ゴロに終わったが、緒戦の6回代打でライト前のヒットは追いつかれた後の引き離し安打で、実に効果的だった。長尾マジックが続いている。

さて打線だが、緒戦が13安打で7点、今日は6回までの攻撃で6安打8得点。今日なんかは6回で6三振、三振もホームラン前の三振と言われるように振って三振はまだしも、見逃しの三振で悔いが残る。打線も悪くはないが、目の覚めるような安打が少ない。長打は緒戦の6番市ノ瀬左翼手の3塁打だけだが、飛ばないのは改悪バットのせいで仕方ないが、内野を鮮やかに切り裂くヒットが少ない。ほしいのは鮮やかな単打でつなぐ打線。

足の方は調子が良いようで、盗塁失敗は1度。果敢に挑戦する姿は、たとえ失敗に終わってもスタンドからは拍手喝采。走塁は高松商らしさが随所に見られている。2試合見てポイントは、初回に得点をするかどうかにかかっているように思います。投げる方も緊張しているし、四死球もあり得る。じっくり見て送るので犠打失敗もあるが、攻め急ぎせずせめて1点は奪い取りたい。

一発勝負のトーナメント戦、悔いの残らないように、頑張ってください。これまでの2試合は、リードしての試合展開。幸いなことだが、シード1位の有意差が生きている。応援も佳境に入って、団もブラスバンドも負けていない。応援団はどの学校も女子が仕切っている。男女の差はない。高松商応援団も負けてはいない。毎回楽しませてくれて、大感謝です。

第3戦は22日月曜日10時から、生島町レクザムスタジアムで。Bブロックを勝ち抜けてきた『香川中央』相手です。熱いのですが午前中ですから、応援席も頑張ります。


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