高松商の第4戦準決勝対高松東戦

香川県大会第12日目は、準決勝戦2試合が行われ、第1試合高松商―高松東が10時からレグザムスタジアムで行われ、高松商が9-1の7回コールドで高松東を下し、まずは決勝に駒を進めた。第2試合は、英明―三本松が14時から同じレグザムスタジアムで行われ、こちらも英明が7回コールド7-0で完勝しました。決勝戦は1日おいて27日土曜日、10時からここで行われます。

準決勝まずは高松商―高松東は、34年ぶりというベスト4の高松東先頭打者・佐々木捕手が初球を今大会第1号のホームラン。これには高松商応援団席でも唖然と見送り、やや間を置いて思わず拍手を。佐々木選手はこれまでの試合で9安打の打率6割という働き頭で、高松商先発佐藤晋平右腕がストライクを取りに来た直球をスタンドまで運んだ。しかし高松東は結局、この1安打1得点だけに終わってしまった。まさに隅一となった。

高松商先発の佐藤晋平右腕は、これまで計8回投げて7四死球と制球を乱しているが、前回の試合とて、暑さで指先だけでなく思考能力も落ちた。長尾健司監督はこのあたりを考慮し、投手を6人作ってきた。しかし背番号1は、少なくとも5回までは押さえて貰いたいと考えている。そして今日あえて佐藤晋平右腕を先発に上げた。結果5回17人に対して1安打6奪三振、四死球1で失点1、あの佐々木選手の1本に押さえ込んだ。

6回頭から2番手行梅直哉右腕が登板して、6回7回を打者6人無安打失点0で見事なクローザーを果たした。これで6人のベンチ入り投手の投球を見たが、今日の行梅直哉(2年=さぬき南)右腕も良かった。投手はまずまずの戦果をひっさげて明後日の決勝に臨むことになる。先発は大森健太郎(3年=岡山)左腕だろうという声がスタンドでは聞こえていた。

高松商の打線も、悪くはない。石井大登キャプテンの7割超は頼もしい限りだが、長尾健司監督の7番に和泉翔太捕手8番に投手、そして9番に強打者のこのチームでは石井大登キャプテンだが、この打線が勝利への方程式のようだ。今日の試合では6番に下がった橋本琉稀斗選手が、これまで打率1割と低迷していたが今日は開き直って、3打数3安打内2塁打1本と4打点を稼いだ。もともと4番打者だが、これで決勝戦に弾みがつく。

高松商はくじ運にも恵まれて、ここまで順当に勝ち上がって来た。対戦相手の英明も、比較的順調にここまで勝ち進んできた。明後日は今日投げなかったエース清家(防御率0.47)投手の先発だろう。明日一日、両チーム共に休憩して人生の決勝戦を悔いなく戦って貰いたい。まだまだ暑い夏が続きます、熱い決勝戦になることでしょう。

追伸
試合後、今大会の応援優秀校の表彰がありました。
高松西・???・高松東の2校と???でしたが、申し訳ありません。


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