高商サッカー関係者から、『高商サッカーカーニバル』開催の祝辞を求められて、恥ずかしながら「それは何ですか」と聞き直すくらいのサッカー音痴。前年の岡会長の祝辞を丸写しするわけにも往かず、依頼された関係者に連絡してみました。どうも資金獲得と青少年の健全育成なかんずくサッカー少年の育成、加えて高商サッカー少年・青年・壮年・ロートルが年一集うお祭りのようでした。祝辞の中から、一部を要約して転載します。
『高商サッカーカーニバル(高松商業高校サッカー部後援会主催)』は、主に小学生(U‑12、6年生など)を対象とした夏のジュニア交流大会だと聞きました。香川県内の各スポーッ少年チームが参加し、毎年8月(祝日含む2日間)に開催されていて、今年は48回を迎え10日(日)と11日(月&山の日)の両日、香西西地区港湾緑地グランドと香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場で開催されます。これまで半世紀近くのながきに渡り継続されて、その情熱がプロサッカーチーム『カマターレ讃岐』の発足につながっていると聞いております。
参加者のブログでは、「高商の高校生がお兄さん的に審判や運営してくれて盛り上がる」「初めての会場で普段と違う緊張感をもってプレーできた」といったジュニア選手や保護者の感想が多く、夏休みの良い思い出にもなっているようです。技術向上・チーム交流・高校生からの刺激等、参加選手には自身の成長とともに高商サッカーを目指す子ども達も多く出てきて、総勢80人の大所帯が出来ていると思って同慶の至りであります。
恥ずかしながら浅学非才な私は、46年商業科を卒業しながらこの『高商サッカーカーニバル』のことは、全く知りませんでした。尋ねてみると、先のジュニア交流大会と同時に、今年は滋賀県立草津東高を招いて交流試合をする2部制で大変盛り上がると聞きました。『高商オールドボーイズ』や大学生も参加し、そのため小誌を多くの寄付金を集め発行し、カーニバル運営の資金とし、余剰金を年間活動資金としているようであります。ここでもまさに校歌に唱う「士魂商才」の、実践であります。
今年から『カマタマーレ讃岐』の社長に、高商OBの増田勝氏が就任されました。先輩後輩の関係以上に、京セラ創業者故稲盛和夫氏が指導する、経営者勉強塾の『盛和塾香川』の塾生でもありました。私も紫雲会の運営にも、盛和塾で学んだ『売上最大経費最少』つまり会費徴収が鍵を握ると考えて手当てをしております。幸いなことにこの『高商サッカーカーニバル』でも余剰資金を削り出しているそうで、それが学生諸君の遠征費や補食費に当てられていると聞いて俄然応援気分になっております。
最後になりましたが、高商サッカー部のますますのご活躍と、高商サッカーカーニバルの益々の発展をご祈念申し上げ、挨拶とさせて頂きます。と言うように、当たり障りのない文章を送りました。高商体育会の両巨頭が、このサッカー部と野球部だと思います。48回大会も、身内ながら凄いことですね。原稿依頼のお陰で、知ることが出来ました。頑張ってください。