高松商辛勝だが6年ぶり県王座奪還次の高みへ

投稿日時 2024-10-13 12:04:41 | カテゴリ: 部活動・課外活動

 試合前のオーダー発表で、私と隣の吉田博先輩(40年卒)は目を疑った。投手『高〇』とあるが、下は恥ずかしながらよく見えない。第1戦と第4戦で、ショートリリーフした『高橋友春』投手を決勝戦で長尾健司監督は使うのかと、正直いぶかった。その先発発表の電光掲示板が、すぐに消えて出てこない。しかし再点灯したそこには、先発『高藤快渡中堅手』(背番号8)の名前が見て取れた。

 
センターが、ピッチャーをして悪いことはない。しかしチーム事情を知らない一般高商フアンは、驚いた。確かに高商の投手は右腕ばかり5人、長尾健司監督が左腕を欲しがるのは良く分かる。相手チームの尽誠も、まさか高藤投手は予想していなかっただろう。勿論応援席も、どよめきが起こった。
 
結果は10回タイブレークまで均衡が崩れず、5−4で高松商が僅差で勝利した。聞くと6年ぶりの優勝らしいが、そんなに勝てなかったのか。ずっと見てきた私だが、そんなに不調だった印象はないが、確かにここ数年は甲子園へも行っていないか。ついこの前行った気がするが。この結果を長尾健司監督はどう見ているのか。今度あったら聞いてみたい。結果、22日(火)に組み合わせ抽選会、26〜27日と11月2〜3日の4日間で、四国大会が今年は高知県で行われる。
 
四国1位が神宮大会へ、また2位3位も来春の選抜甲子園大会の出場権を得るだろう。選抜大会出場が視野に入った程度だが、まだまだ延び盛りの高松商ナイン、長尾マジックにわれわれOBも酔いしれている。香川県勢は高松商・尽誠・英明の3校が試合に臨む。ここからが新たな高みへのスタートとなる。
 
決勝戦はスコアー通り一進一退、4−4の同点で延長タイブレークに入り、先攻の高商がどうにか1番キャプテン山田圭介遊撃手の犠打で1点をもぎ取り、高商3番手行梅直哉右腕が1アウト2塁3塁から尽誠の4番広瀬投手5番鎌田捕手のバッテリーを三振に獲って、試合を終えた。延長タイブレークは無死ランナー1塁と2塁で始まり、無得点に終わることは少ない。ここをリリーフの行梅直哉投手が、2つの三振で締めたのは大あっぱれ。
 
尽誠に一時リードされての逆転勝利となったが、選手は1戦毎に成長している。5戦の総括はまた別の機会にするが、選手はOGOBにまた楽しみをくれた。応援バスの計画もささやかれている。今日の応援席で隣の婦人は、出場選手の祖母らしい。黙して手を合わせて祈る姿に、私も感動しました。選手らは、多くの人に支えられています。
 
高松商 101 010 010 1  5 12安打エラー0
尽 誠 100 111 000 0  4 9安打エラー3
 

2024-10-13付 四国新聞






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